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改めてお話しするまでもなく、

近年のスマートフォンとても使いやすくなっています。

iPhone6s

しかし、その便利さは、時として諸刃の剣ともなります。

便利な機能を逆手にとり、悪意を持った人間

ユーザーが知らないうちに不正な手段で侵入し、

悪用しようとする動き見受けられるようになりつつあるのです。

 

iPhoneに搭載されているSiri

ユーザーの音声を認識して、iPhoneをコントロールする機能です。

うまく活用すれば、iPhoneを便利に使う事ができます。

しかし、このSiriの音声認識が悪用されてしまうと、

勝手にiPhoneを操作されてしまう事になるのです。

 

フランスのIT関係のセキュリティを評価する機関、ANSSIの調べによると、

iPhoneマイク付きのヘッドフォンを繋げていると、

そのケーブルをアンテナ代わりにして、

音声を発する事なくSiriを起動し、

iPhoneをリモートコントロールできるといいます。

 

例えば、勝手に電話をかけたり、メッセージを送ったりと、

Siriで出来る事は何でも操作できてしまいます。

また、電話の会話を盗聴することも出来るようです

 

おまけに、このハッキングの為の装置、

バックパックに入ってしまう程、コンパクトなもの。

周りに気づかれずにハッキングされてしまいます。

 

これは怖いですね。

少しだけ救いがあるのは、

対象となるiPhoneに2mまで接近しなくてはならない事。

それ以上離れた距離になると、もっと大仕掛けの装置が必要だそうです。

Siriハッキング

とは言っても、勝手に自分のiPhoneをいじられるのは、

気分が良いものではありません。

今回のようなハッキングに対する対策は、

iPhoneに自動的にロックがかかるようにして、

ロック中にはSiriが起動しないようにする事です。

 

自動ロックは、設定メニューの「一般」メニュー内で、

ロック中のSiriの設定は、同じく設定メニューから、

パスコード」メニュー内にある「ロック中にアクセスを許可」の

チェックから、Siriを外しておく事で設定出来ます。

気になった方は、すぐ設定しておいてくださいね。

 

では、また。

※参照:Wired – Hackers Can Silently Control Siri From 16 Feet Away.

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