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皆さんもご存じの通り、

先週末25日金曜、待ちに待った新しいiPhone6sの発売が開始されました。

既にゲットされたという羨ましい方もおられる事でしょう。

iPhone6s

このブログでもお伝えし、ニュースでも紹介されていましたが、

今回から始まった予約販売の為、

名物だった長蛇の列もなく、少数の人が集まるにとどまりました。

 

そんな一見静かな滑り出しの様にも思えるiPhone6sですが、

いくつかの調査会社の報告によると、

先代のiPhone6を上回るような販売数が見込まれているようです。

 

実は、この好調さが、販売日を1週間遅らせた理由の一つとも言われているのです。

8月にAppleのスペシャルイベントの日取りが発表された時点で、

販売日は例年のスケジュールに当てはめて9月18日と考えられていました。

しかし、実際に発表されたのは、25日でした。

当初、発売日が遅れたのは、中国での販売に合わせる事で、

転売を目的とした爆買いを防ぐ目的があるではないかとも囁かれていましたが、

それだけではなかったようです。

 

実は、Apple経営戦略上の理由があるらしいのです。

今やAppleの稼ぎ頭であるiPhone

その売上は、Appleの株価も左右します。

だからこそ、好調を維持し続けている事が必要なのです。

株価・イメージ

そのからくりは、こうです。

会計上、Appleの2015年第4四半期の締めは、今月末9月30日です。

事前の調査により、6sの販売が好調であると予測したAppleは、

販売日を1週間ずらしても、初回の出荷は昨年のiPhone6の販売数と同じか、

それを上回る事ができると判断したと考えられます。

 

そうする事で、初回出荷以降のiPhoneの売上は全て、

10月から始まる次の2016年第1四半期、

さらに2016年度全体の売上として計上できるのです。

 

好調なiPhoneの売上を上手く分散させる事により、

数値にうるさい株主達に、Appleの好調が維持されている事を

納得させる演出して用いられていると言うのです。

 

真偽の程は分かりませんが、

スマートフォン市場も成熟期に入りつつあると言われる昨今、

Appleといえども、こうした調整が必要になってきているのかもしれません。

 

では、また。

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