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Appleユーザー、今昔物語:その122 指紋認証は、黙秘権の対象外?Touch ID、便利ですよね。

使った方なら判ると思いますが、iPhoneiPadに自動ロックの設定をすると、

最初にするのは、ロック解除です。

Touch IDなら、いちいちパスコードを打ち込まないでも、指先を添えるだけで解除出来て楽々。

Touch ID

今話題のApple Payをはじめ、iOS8以降、他のアプリにおいても利用できるようになった事もあり、Touch IDは、

今後、本人確認手段として、採用されることが多くなると予想されています。

 

iPhone5S以降のiOSデバイスでは標準装備の、TouchIDが採用する、

指紋認証によるロックが、今、アメリカで物議を醸している事、ご存じですか?

 

事の発端は、バージニア州の裁判所。

検察側から、容疑者の男性が所持する携帯電話のデータを確認する為、

パスコードによるロック解除を求めるも、黙秘権を行使されて拒否。

そこで、指紋認証による解除について、裁判所に対応が委ねられた結果、

パスコードは黙秘権の行使の対象になるが、指紋認証はそれに当たらないの判断が下りました。

つまり、容疑者に対して、ロック解除に必要な指紋の提供を強制することは可能であるという事です。

 

え、どうしてって思われる方のために、簡単にご説明しましょう。

アメリカにおける黙秘権とは、合衆国憲法修正第5条で定められた

「自分に不利な証人になることを強制されない」権利の事です。

 

パスコードの場合、容疑者本人しか知りえないので、

それを供述する事は本人の不利な証言となる為、黙秘権を行使出来ますね。

しかし、指紋の場合は、DNAサンプルと同様、

容疑者本人だけが知る事ではなく、物証として強制的に提出する事が法律上認められています。

故に指紋を使った認証の場合も同じであるという解釈なんです。

指紋

パスコードも指紋人認証も、同じ携帯電話をロックするための行為なのに、

指紋認証だけアウトなのは、なんか納得いきませんよね。

 

テクノロジーは日進月歩で変わってゆきます。

法律がなかなか追いついてゆかないのはやむを得ないかもしれませんが、

そうした隙間を埋める解釈を、司法機関は担っていると思います。

みんなが納得出来るような判断を、是非ともお願い致します。

 

ちなみに、弁護側は控訴するらしいとの話もあります。

続報を待ちましょう。

 

では、また。

 

おまけ アメリカのドラマだと、容疑者逮捕の際に「あなたには、黙秘権がある。(以下略)」って告げるシーン、ありますよね。

あれ、ミランダ警告といって、法律で定められているんですって。

この警告を言わずに逮捕すると、供述が証拠にならないんだそうです。

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