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今月10月7日(火)~11日(土)まで幕張メッセCEATEC JAPAN(シーテックジャパン)2014が開催されている。

そこで、オムロンがLEDと透明のプレートを使って立体的な映像を

浮かび上がらせることができる「透明プレート型空間投影技術」というものを

出展している。

これは、透明なプレート、もしくはシートからLEDの光を流し、

3次元静止映像を空間に投影するというものですが、

これが世界で初めて実現したというのです。

 

今までの空間投影技術は、大規模なシステムや設置スペースが必要だったようですが、

今回のオムロンの投影技術は、携帯電話の液晶ディスプレイ用のバックライト事業などで

培った光指向性設計技術と微細加工技術を応用することで、

LED1個とプレートのみで3次元映像を空間に映すことが出来たのだということです。

 

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3次元で奥行きのある表示

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透明なプレートの表面には、表示したい図形などのパターンを微細加工することで、

再度に置いたLEDから加工部分に光が当たると、

工学的な作用で立体画像が浮き上がってくる仕組みになっているそうです。

 

この仕組みは、映し出される面が透明なため、

実空間の物体と重ね合わせた表示が容易なこと。

また、窓など透明な面にも貼り付けて使うことも出来るのが特徴です。

この技術は、今後奥行きのある案内表示板や、

ショーウィンドウのディスプレイされた商品の周囲に情報を投影し、

さらにはタッチパネルのような、指を感知する仕組みと

組み合わせれば、3D映像によるスイッチボタンにもなるだろうとされています。

 

駅やアパレル、ショッピングモールなど、タッチパネルでの看板、広告、ディスプレイ、

さまざまな媒体を利用し、私たちに発信している。

しかし、従来のディスプレイは装置や設置面など場所なども考慮して設置しなければいけなかった。

今回、新しい技術が出たことで、そういった問題に柔軟に対応していけるのかもしれないと

思いました。

透明なタッチパネル。

かっこいいですね。

 

では今日はこのへんで。

 

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